事故物件と瑕疵の種類

事故物件とは、
所有権等についての係争、所有者の自殺・殺人、浸水等の事件など、何らかの問題点のある不動産のことです。基本的には、重要事項説明の対象となると考えられ、その経緯などから取引価格が低くなるケースが多いです。

物理的瑕疵
家屋や土地そのものに欠陥があること。立地が極端な場所にあったり、住宅として欠陥がある(家が傾いている、シロアリの被害がある・・・)など。物質的欠陥、物理的な欠陥があることです。

心理的瑕疵
物理的瑕疵とは異なり、心理的なものを指します。室内で殺人や自殺、事故死があった物件を言うことがほとんどです。不動産投資にとっては鬼門ですが、切り離すことができないものです。心理的なものなので修理・改修ができないところに一番の問題があります。

環境的瑕疵
物件の近くに反社会勢力・団体が存在する、津波の被害を受けやすい、空気が悪い、環境汚染が叫ばれている、、、など物件の環境に関係する瑕疵を言います。

法律的瑕疵
物件が法律に違反している、または制限がかけられている物件のこと。建築法違反や都市計画道路に入っている、あるいは第三者の権利(地役権、貸借権、地上権等)が存在するなど、複雑な交渉事が発生しますので初心者は決して手を出してはならない物件だと言えるでしょう。